2008年12月アーカイブ

 この10月より,私は「NPO法人横断型基幹科学技術研究団体連合 分野横断型科学技術アカデミック・ロードマップ(社会システムのシミュレーション・モデリング技術分野WG [WG2])委員」というのをやっています.
 「は?」という感じですが,今後2050年くらいまでに,社会システムのシミュレーション技術をどのような方向性でどのくらい進めるべきかを考えるという仕事です.名前は出ていませんが,経済産業省がらみの仕事です.(私もそういう関係性については今ひとつよく分かっていませんので,これ以上は×.)

 さて,その委員の合宿が伊豆の川奈温泉にある早稲田大学の宿舎で行われました.その中での議論の内容の詳細はほとんど割愛し,主にその旅の様子を記録しておくことにします.

 ただ1つだけ,印象的な話があったので書き留めておきます.合宿のいわゆるメインの検討会の時ではなく夜の飲み会の時に,東大のある工学系の先生がおっしゃっていたことですが,工学が科学研究の成果に基づいて行われるようになったのは,そんなに昔ではないそうです.そもそも科学が未発達な遠い昔からものづくりはあったわけで,そのころは科学的根拠などなくても(わからなくても)ものを作っていたわけです.言われてみればそのとおりですね.ものの作り方を研究するというのが工学の本来的な意味なのだそうです.
 そこで思ったのは,社会学における「役に立つ社会学」の位置づけについてです.従来,社会学は,他の社会科学と比べると,実践的な指向が弱く,特に社会のために役立たなくてもよいという発想が主流だったように思われます.それは,私の師である高坂先生が「ミドルマンのすすめ」で論じられているとおりです.しかしながら,その論文でも,基本的なスタンスとしては,社会学の科学的な研究成果をふまえて社会に役立つことが論じられています.しかし,何とかして社会を変えていくというもくろみをスタートポイントとして始まる工学指向の社会学というのもありうるのかもしれない,とお話を伺っていて思ったのです.実際,地域社会の活性化を手がけているシンクタンクなどは,そのような立ち位置にありますね.そのようなシンクタンクは,必ずしも社会学の成果に通じているわけではありませんが,社会に対してどのように切り込めば,どのような反応が返ってくるかというノウハウを持っているようです.
 ともあれ,このようなことを考えて,自分が研究室の実践指向を持つ学生たちに,どのように対応すべきかについて,少しヒントになった気がしています.

 さて,以下は旅行記です.
 伊豆に来るのは,昨年(2007年)の夏休み以来でした.このときは,前職でゼミ合宿に伊東に行きました.熱海から伊東線・伊豆急に入り,車窓に青い海が広がると,当時のことが思い出されてきました.あれからまだ1年4ヶ月しか経っていないのかと思うと不思議な気がしました.(少なくとも私にとっては)楽しかった合宿のことが思い出されるとともに,どうしてこんなことになってしまったのかという思いがわき,何とも言えない気持ちになりました.合宿の両日ともよく晴れていましたが,行きの海は白波が立っていて,実際風の強い日でした.そのアンバランスな天候が,妙な気持ちをさらに増幅させているようでした.
 2日目(26日)の朝は早く目覚めたので,朝風呂に入った後,ダイニングから海と富士山の素晴らしい景色が見えました.少し外に出て朝の空気を吸いながら富士山の見える風景を楽しみました.そこで,帰りは富士山が近い身延線周りで帰ってみようと思いました.
 合宿は当初より早く終わったので,電車を乗り継いで富士駅まで行き,そこから特急にして一駅だけ乗って富士宮で降りました.(この間の特急料金は310円で,割安感があります.)なぜ富士宮かというと,うちの研究室の学生が,食を通じた街づくりというテーマで卒論を書いていて,彼が富士宮のB級グルメとして有名な「富士宮やきそば」を取り上げているからです.私も何も知らずにいるのもどうかなと思っていたので,たまたま身延線沿線に富士宮があることに気づき,とりあえず食べてみようと思い立ったのでした.
 富士宮の駅を降りて,10分ほど街をぐるっと見て歩き,「富士宮焼きそば」の旗が入り口にあった「トトロ」という店に入ってみました.中にはトトロのぬいぐるみが何匹かいました.(うーん,安直なネーミングだな...笑) で,肝心の焼きそばですが,割とふつうの焼きそばに思えました.これが名物「富士宮やきそば」なのか単なる「富士宮のやきそば」なのかは,私には判別不能でした.
 途中富士宮で降りてしまったので,ここから甲府までは鈍行です.富士川に沿って行く鈍行の旅はなかなか優雅でよかったです.久しぶりにのんびりとした気分になれました.身延線は距離はそれほど長くないのですが,そのわりに時間がかかります.それは,単線かつ富士川の流れに沿ってカーブが連続するからだと分かりました.また途中で,身延駅で長時間待たされることになり,身延まんじゅうを買いこみました.身延を出てしばらくすると,すでに暗くなってしまいました.最初,もっと富士山が見えるのかと思っていたら,富士山が見えたのは,結局富士宮あたりまでで,それ以降は山影に隠れたり暗くなったりで見えなくなってしまいました.仕方ないことですが,やや残念でした.
 甲府についたらちょうど夕食時で,途中下車して,駅の近くでほうとうを食べてきました.うまかったです.しかし分量が多かった.おかげで,予定していた「あずさ」に間に合わず,一本遅らせました.
 合宿もみっちりやったし,これまで行ったことのない場所に行けたので,充実した2日間でした.しかし,時間はかかりました.いつか,飯田線(豊橋~辰野)の直通6時間に挑戦する日がくるのかどうか分かりませんが,この分だとしばらくはないなと思いました.

 2008年という年は,私にとって激動の一年であった.これまでのウン十年の中で,これほどの激動を経験した年はなかった.これまでも,留学したり,結婚したりといった大きな変動がある年はあったが,それらは,ある程度予期され,計画されていた.したがって,それらは大きな変動ではあったが,準備ができていたので,激動というほどではなかった.また,これまで海外を含めさまざまなところでさまざまな経験を積んできていたので,適応力はそれなりにあり,ちょっとやそっとでは動じないという自負があった.しかし,今年は,予期せぬところ,与り知らぬところで生じたことに押し流されてしまい,その変動は激動と感じられた.変動が自分の掌中にあれば何ということはないことだったのかもしれないが,今年の変動はかなり身に応えた.
 ともあれ,予期せぬことによって人生の再出発をすることになった.今でこそ現職に落ち着いているが,それはラッキーだったという他はない.他にもさまざまな人生がありえただろう.他の可能性は十分に実現する可能性があったし,むしろ現職に落ち着く可能性は相当に低かったように思う.(しかし,仮定の話をしても始まらないので,これ以上の話はしないでおく.)ともあれ,縁あって信州大学にやってきた.いろいろな方々のご助力・ご支援に感謝するとともに,ご迷惑・ご心配をおかけした方々に深くお詫び申し上げたい.

【荒川】
 4月から9月までの間,とりわけ6月までの間は苦しんだ.ありあまる時間の中で悶々とした.「これまでの数年間はいったい何だったのか」と.
 荒川の土手を散歩することが,日課のようになった.浮間公園からJR京浜東北線・東北線の橋を越え北本通りの新荒川大橋あたりまで,というようなコースであった.2月頃から散歩を始めたが,季節が移ろうのがよくわかった.春先に雑草が次第に伸び始める底力や,2週間ほどの短い間にサクラが爆発的に咲き散ってゆく姿は,それらがまさに生きているのだと感じられた.
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(浮間公園のサクラ 4/1/08)
そのような生命力に囲まれながら,自分は反比例するかのように力を失っていくように思われた.しかし,荒川の開けた風景は,閉塞感で押しつぶされそうな自分の心を,少しでも開放させてくれるように思われた.
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(荒川の河川敷)
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(荒川に架かるJRの橋梁)
 また,その閉塞感を少しでも和らげてくれたのは,PMGの音楽だった.それまでも雨の日に聴くと,いやな湿気が心地よく変わるように感じていた.その音楽自体はドライではない.むしろどちらかといえばウェットだと思うのだが,それは,どんな天候だろうがどんな心持ちだろうが,幸福な気分にさせてくれるのである.その音楽を聴きながら荒川を散歩すると,少なくともその間だけは心が洗われたのである.
 八方ふさがりになると,人間は思考力を失うものである.全く先が見えない中で,いつも同じことばかりがしつこく頭の中をよぎるのである.それは,だいたい次のようなことだった.「ともかく,ここ数年,自分はあまりにも忙しかった.忙しすぎて,周りをよく見る余裕がなかった.週に2,3日は徹夜に近い状態で授業準備に追われた.新聞を読む時間もない,手紙の封を切る時間もないといった状態であった.ここ数年,職場の内外に気の置けない友人を新たに作ったことは一度もなかった.(ただその中でも,ゼミ生の中には予想以上に育ってくれた人がいたことだけが,私の支えだった.)私がここ数年を振り返って,全ての元凶と思うのはこの忙しさであった.これからどんな人生が待っているか分からないが,新しい人生が始まったら,ここ数年のような異常な忙しさと余裕のなさは脱却する必要がある」と.不安な状態ではあったが,荒川での散歩は,季節の移り変わりが感じられた幸せな体験であった.

【社会学者として】
 ある日,思いがけない連絡が入り,その後,面接などを経て現職に奉職することが決まった.「捨てる神あれば拾う神あり.」 これまで,やや自分の専門の中心とはそれたところで仕事をしていたので,自分の職場内での存在が小さく感じられていたのだが,今度はまさに専門の中心部にどんぴしゃりのところだったので,期待感は大きかった.
 前任校では,私の担当領域は,学部内でのメインストリームから外れていたし,学生もそのような認識を持っていて,私のゼミは人気薄だった.私はそれでも自分のゼミを選んでくれた学生を鍛えようとしてがんばった結果,私のゼミは厳しいという噂となり,ますます人気が下がるという負のスパイラルが生じてしまっていた.統計学などの学生にとってはイヤな科目(しかも必修科目)を担当していたことも人気薄に拍車をかけていたように思う.そのため,ゼミ選択の説明会などの時には,学生に媚を売るようなことをせざるをえないような感じになっていた.しかも,私の本来の専門である「社会学」の担当ではなかったこともあり,毎年どんどん減少するゼミ生の数に空しさと屈辱感を感じていた.「環境が変われば,きっとこんなことにはならないはずなのに.何とかして,社会学のポジションに就きたい」と思い続けてきた.
 10月に授業が始まるに当たり,私は次のようなことを心がけた.自分が関心のあることを講義すること(自分が社会学者として社会学関係の科目を担当するのだから,自信を持って自分の考えを伝えればよい).概論科目のようにさらっと概要を流すだけではなく,批判点をあげたり,どうおもしろいかをきちんと説明すること(門外漢の者が外側から覗いたような感覚でしゃべらない),などである.授業の内容は結構難しかったように思うが,少なくとも私は楽しく授業ができるようになった.ひとまずこの半年間の様子や反応を見て改善すべきところは改善しようと思うが,さしあたっては,かなりストレートに自分のやり方で自分の考えをぶつけてみたのである.全体として,目指すのは,「本質的なこと」を理解してもらえる「深み」のある講義,であった.
 この「本質的なこと」というところに,こだわりを持ってみようと思っている.たとえば,レポートや卒論を書かせる場合,前任校では,文献リストの書き方の規則とか(本来,とりあえず形式が統一されていれば,そのくらいでよいではないか),表に縦線を引いてはいけないとか(本来,見やすけりゃそれでよいではないか),学問の本質と全く関係のないことに神経をすり減らしすぎていたように思う.重要なのは中味ではなかったか.しかし前任校では,どことなく専門外のことをやっている感覚がぬぐい去れず,担当する領域の本質や面白さを自分自身がきちんと理解していないと思っていたため,当該領域にとって本質的でない副次的な事柄にばかりに目が向いていたように思う.また,ゼミ生を鍛え抜いて旧帝大レベルの大学院に進学させることに執着しすぎていたようにも思う(実際,この点での業績は自画自賛できるレベルになったが,今振り返れば,このことも本来は副次的な結果であるべきで,それ自体を目指すようなことはしなくてよかったのかもしれない).しかし,ここに来て,学生たちが自ら社会学的に考えようと努力し,何かを導ければそれでよいではないかと思うようになった.レポートや卒論の形式に多少問題があるくらい,内容の本質と関わりないではないかと.私としては,とにかく社会学的な考え方を教え,学生たちにも自分でそういう思考ができるようになってもらうことが第1ではないかと思うようになってきた.また,大学院に行きたいと希望する学生に対しても,基本的には本人の努力次第であり,こちらが責任を持って進学させるというほどに思いこまなくてもよいと思うようになってきた.
 この方針は,「社会学」分野と学問領域的な関連性もある隣の「文化情報論」分野とも対照的でよいのではないだろうか.漏れ聞くところによると,お隣では学生をかなり「鍛える」らしい.たぶん,私が以前にやっていたような事細かな指導をしているのだと思う.しかし,今度は私はその手法はあえて取らないでおこうと考えている.こちらは,社会学的な思考法を身につけてもらうことが一番で,論文の書き方の詳細といったことは二の次と考えたい.そういえば,私もそのような教育を受けてきたように思う.日米でお世話になった先生方はみな,こちらからの問いかけにはきちんと応えてくださったが,手取り足取りではなく,基本的には私をエンカレッジするという姿勢であった.私自身がどれだけ伸びるかは,私がどれだけやるかどうかにかかっていたように思う.ただ,完全に放任ではなく,学生からの問いかけには,きちんと答えること(知らないことを言い逃れたり,関心をそらせたり,過度に「自分で調べてみなさい」ばかりを連発したり,をしないこと)は必要だろう.「求めよ,さらば与えられん」という精神である.学生側が積極的であればそれに応えるが,こちらからは無理に何かをさせることはしない.
 直前の3つのパラグラフで書いた方針は,10月当初から思っていたことばかりではないが,信大の社会学研究室では,上のようなやり方がよいのではないかと次第に思うようになってきた.10月に授業が始まって2,3週間のうちに,実習や演習の科目において,学生が自分たちで仕事を分担したりしてまとまった仕事ができることがわかってきたことが,私のこれまでのやり方・考え方を大きく変えることになった.学生たちは,社会学研究室に所属していることに誇りを持っていて,自分で選んだ分野なのだからちゃんと勉強しようという意識が高い.こちらが細かい指示を出さなくても,自分たちで何とかしようとする.演習や実習科目が多いこと,学年を越えて同じ演習・実習を履修しているので,学年の上の者から下の者にいろいろなことが伝わっていることが,そういったよい環境を生み出しているようである.そのような環境を教員があえて操作する必要はなさそうである.もっと効率を求めれば,北大の社会心理学研究室(GCOEを取っているところで,以前世話になったことがある)のような組織を作ることも可能かもしれないが,そこまで無理する必要もないだろうと思う.
 まだここ3ヶ月弱ほどの間に,研究らしい研究はできていない.ともかく環境を理解し慣れることが最優先課題だったから,それは致し方ないところである.信州に来るまでは,ともかく何か地域に関わる仕事がしたいと考えていた.着任してすぐに来年度の科研費の申請があったが,これまでの研究仲間とともに地域社会(必ずしも信州だけを対象にしたわけではないが)に関わる研究課題で申請した.来年度に採択されることを祈るばかりである.しかし,実はまだ信州で何をするかについては,自分の中で定まっていない.こちらに来てすぐに担当した大学院の授業は,医学部保健学科の人たちが受講している.医学部の人が受講するかもしれないということは研究室のボスである村山先生から聞いていたが,医学部の研究者の方とコラボレートできれば,中山間地医療を効率的に進めるためのネットワークづくりといったことができるかもしれないなというようなイメージを持っていた.そういった可能性については,これから春までの間に少し探りを入れてみたいと思っている.また,7月頃だったと思うが,信濃毎日新聞で,地震などの大規模災害が起こったときに,長野県には1千を超える孤立集落が生じる可能性があることが報じられていた.そういった意味でも,医学部とのコラボレーションは意義があるように思う.また,11月頃にある音楽関係の仕事の話がもたらされた.これから話を聞いてみることになっているが,実現する可能性が高い.信州は,サイトウ記念オーケストラをはじめ,音楽関係の活動は盛んである.何らかの形で音楽行政などにも関われればと思っている.また,現在,人文学部は小県(ちいさがた)郡青木村と協定を結んでいて,11月には学生たちの「社会調査実習」の一環として青木村を訪問した.今年はインタビュー調査を行ったが,来年度は調査票調査を行うことを計画している.このような形でこれまで知らなかった地域を知ることによって,自分自身も地域社会を見る目をさらに養いつつ,より着眼点の優れた研究,より地域社会に貢献できる研究を目指したい.来年度には,少しずついろいろなところに種をまいていきたいと考えている.

 このほか,信州には単身赴任で来ているので,家族とは週末くらいしか会えなくなり,子育てや暮らし方についてもいろいろと考えることやなすことがある.しかしとにもかくにも,今年は一時この先どうなることかと思ったが,何とか新たな道を踏み出しつつある.うまく巡り会えた機会に感謝し,きちんとものにしていきたいと思う.

 まずは,演奏会に行くことになったいきさつから.先日,学食の前で学生からチラシを手渡されました.ふだんはチラシは受け取らないのですが,ふと見ると,「吹奏楽団」の「定期演奏会」の文字と,懐かしの「アルメニアン・ダンス パート1」(以下,AD1)の文字が踊っていて,思わず受け取ってしまいました.(AD1は,私は中学校の時に吹奏楽をしていたのですが(宝塚市立宝梅中学校),中1の時に,先輩たちがコンクールで演奏し,関西大会で銀賞を取った曲でした.1年生の私は,廊下で腹筋をしながら先輩たちの練習を聞いていました.)
 今週末は,冬支度のため,久しぶりに東京に帰らないことにしていたので,興味津々で行ってみることにしました.うちの研究室には吹奏楽団の人はいないけれども,交響楽団やジャズ研など音楽に関わっている人が多く,学内の団体の演奏会には一度行ってみたいなと思っていました.(残念ながら,交響楽団とジャズ研の定演は日程の都合がつきませんでした.またいずれ.)
 念願かなって松本市文化会館に出かけました.まだ10月に来たばかりで文化会館がどこにあるかも知らなかったのですが,大学の近くであることを知り,ちゃりんこで出かけました.(まだ自動車はないのです.)演奏会にちゃりんこで出かけるのは初めてではないかと思いました.宝塚市の(今はなき)市民会館は,武庫川を挟んだ反対側の山にあったため,ちゃりんこはありえないことでした.
 ともあれ行ってみると,文化会館があまりに立派なのでびっくりしました.これぞ箱物行政の一環かと思いましたが,松本市は音楽の街としてがんばってほしいので,私としてはとやかく言うつもりはありません.
 以下,吹奏楽経験者ということで,やや厳しい書き方のところもありますが,基本的には楽しいひとときを過ごさせてもらいましたし,応援していますので,どうかあしからず.

 当日券500円を買って入ると,ロビーでサックスのアンサンブルをやっていました.実は私は中学時代はサックスでした.音は粗めかなと思いましたが,楽しげに演奏していました.

第1部
 座った場所が悪いのか,こういう音響なのか,大学生がこんなにいるのに,「人数のわりに音が小さい」というのが,最初の数音を聞いた印象でした.「低音の人数が相対的に少ないのかも」,「サックスの音がポップス調で違和感がある」,「同じ楽器の音色が揃っていない」と感じ,最初はマーチなのに,この後大丈夫かなと不安になりました.
 「マゼラン~」はクラリネットの縦の線のほころびをはじめとして,パート練習と全体練習をこなしていない印象で,音が平板になってしまっていました.また,やはり低音が薄いので落ち着かない感じがしました.
 「AD1」は,「行け,行け」になってようやく音が鳴るようになってきましたが,アマチュアバンドがよく運指や音程を外すところで,ことごとく外していて「1つくらい決めてくれよ」という印象でした.また,やはりサウンドが一本調子で縦線を合わせることだけに精一杯の感じがしました.私がこの曲を知りすぎているから,厳しめの評価をしてしまうのかもしれませんが....ちなみに,曲が終わって最初に拍手の一発目だったのはたぶん私です.
 第1部は,高校までで多くの人たちが一度はやったことがある曲を思い出してやれば何とかなると思ったのかもしれませんが,それでも縦線を合わせることばかりに気が取られてしまっていて残念でした.曲想は強弱だけで出るわけじゃないことは分かっていると思うのですが.
 救いは,ともかく気楽で楽しそうに演奏しているところでした.第2部で立て直してくれることを願いつつトイレ休憩.

第2部
 第2部は,見違えるほどの変貌ぶりで,驚いてしまいました.「もしかして,第1部は楽器が冷めてたの? それともあまりに団員がポップすぎるのか?」 ともかく第1部よりずっとリラックスして吹いていて,音もまろやかになってきている.フルートのイケメン君は,ソロもダンスも秀逸.彼は理学部か.いい人材がいるなぁ.

第3部
 最初の曲は,全く初耳の曲.第1部と比べると楽器は鳴ってきているものの,やっぱり主張したいことがよく分からなかったです.音色が一本調子なので,場面の移り変わりが見えてこなかったように思いました.
 ところがです.最後の最後になって,指揮者が変わったら,別のバンドに変わってしまいました.完全によい方向に裏切られてしまいました.金管とサックスの音は割らずに抑制されている.各パートのアンサンブルもこれまでよりはるかに揃っている.内声の動きが明確になっている.何よりも低音が分厚くなって全体が極めて安定感のあるサウンドになっている.この曲に限っては,各楽器の音色が統一されていました.流れもやや重い気もしたが淀みなかったです.色彩はもう少し練習すればもっと幅が出そうだと思いましたが,全体として素晴らしかったです.曲に緊張感があり,聴衆も聴き入っていました.大学生の体格と人数に見合った素晴らしい演奏になっていました.この一曲で500円の元は取ったという気にさせてもらえました.

 このバンド,初心者もいるようですが,丁寧に練習したらとてもよいものが引き出せるようです.個人的には,オリジナル曲の曲数を減らしてもう少し完成度を上げる方向でやってもらえると,満足感がもっと高かったのではないかと思いました.小うるさくて申し訳ないとは思いますが,それでもまた聞きに行かせてもらいたいと思います.また楽しい演奏会を期待して応援しています.団員のみなさん,お疲れ様でした.楽しいひとときをありがとうございました.

 最近、Windows Vistaのせいで、私のアイデンティティが揺らいでいる(笑)
 Vistaで新規に採用されたフォントセットのせいである。

 私の苗字は「つじ」であるが、XPまでは、「つじ」を漢字で出すと,しんにょうの点が1つだったのに、Vistaでは2つになってしまったのである。
 ちなみに私の戸籍上では、点は1つである。
 どうにかならないかと思ってネットを検索したら、「つじ」のしんにょうは結構大きな問題になっているらしいことを発見。さしずめ「つじ問題」とでもいうところか。また、MSの見解と他者の見解が噛み合っていないのが笑える。

 MS曰く、
「これまで正確に表示できなかった市町村名や氏名をコンピュータ上で扱うことができます。」(http://support.microsoft.com/kb/927488/JA/) だとさ。非常に前向きである。
 何か、以前の方が戸籍上正しかった人は、MSごときに勝手に品位を下げられているような感覚を覚える(苦笑)
 しかし、これで困る人もいることを見越してか、MSは「JIS90 互換 MS ゴシック・明朝フォントパッケージ」なるものを発表している。(http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/jp_font/jis90/default.mspx
 これで、ワープロ打ちはある程度解決されるとしても、インターネット・ブラウザで他者が「つじ」の漢字を見るときには、先方の機種に依存してしまうだろう。根本的な解決にはほど遠い印象である。
 さらに、富士通からは、「Interstage Charset Manager Web入力 Agent」というソフトウェアが発表された模様。(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071207/289055/) 曰く、
「Windows Vista/XPなどOSのバージョンが違っても、Webブラウザで表示する漢字の字体を統一できるようにした新ソフト」らしい。しかしながら、問題は「統一」することにあるのではないのではないか。実際問題として、戸籍上、点が1つの人と2つの人がいるわけだから、どちらも正しく表示されるようにするべきではないのか。「あったま悪いな~。」 しかもこのソフト、「価格は140万円から。別途、Interstage Charset Manager Standard Edition(50万円から)が必要。9万字を格納した「同外字データライブラリオプション」は別売りで180万円から」だって。ひえー、この不況下、そんなお金払えるところ、あるのか? しかもたった5文字の表示を「統一」するだけで。

 解決策は、点1つと点2つの文字に別のコードを割り当てることではないのかなと素人判断的には思う。あるいは、異字体を扱うための新システムを業界で共同して開発してもらうかかな。

 とりあえず、期末テストが近づいてきたので、学生たちに出してもらうレポートは、「点1つ」でなければ採点しないとか宣言しようかな(笑)
 まあ、戸籍上の点が1つか2つかなんていう些末なことはお役所の糞役人に任せて、「オレはオレである」というような心構えでいるのが穏やかである。


追記(12/16/09):
 上の記事を書いてからほぼ1年が経過した。
 ついに私もXPのノートPCが壊れてしまい、Windows 7のノートPCを買うことになった。やはり、点が2つというのが気持ち悪い。
 Windows 7でもフォントパッケージが提供されるとのことで、これをインストールしてみた。ちなみに、Windows 7用のフォントパッケージのダウンロード先は
http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/jp_font/fontpackage.mspx
である。
 しかし、困惑する情報もあった。このフォントパッケージの提供は、Windows 7で終了とのことである(http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3725)。それは、ひどいなと。あるウェブサイト(http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090713_301952.html)によると、その理由は、あまりダウンロード数が多くないことだそうだ。おそらく全国の点が1つの「つじ」さんにとっては、結構大問題なのだが、私が出すレポートで「点が2つだったら採点しない」とはさすがに言えないため、少なくとも「つじ」さん以外にはどーでもよいことで、わざわざダウンロードするには及ばないということになってしまうのだろう。要は、人口比にしめる点1つの「辻」さんがどれだけいるかに依存しているのである。
 さらにいえば、このフォントパッケージをインストールすると、点1つと点2つの入力を選べるようになるわけではない。JIS90規格の122文字については、文字が何の断りもなく現れるようになるというだけのことである。これはあまりよろしくない。東京都葛飾区の「かつ」の字体は、より正しいものが表示されてくれた方がよい。しかし、そのような選択はできないのである。さらにいえば、たとえば、私が使っているウェブブラウザのFireFoxでは、本文においては点1つの「つじ」が現れるが、タブにおいては点2つの「つじ」が出ている。かなり奇妙である。まあしかし、私個人としては点2つの「つじ」を本文中で見なくてよいだけでも救われた思いがするものである。
 繰り返すが、おそらく、問題の解決案としては、点1つと点2つに別コードを割り当てることだと思う。「わたなべ」さんの「なべ」の字体などは、たくさんあるのになぁ。第3水準でも第4水準でもよいから、別コードを割り当ててもらえないのだろうか。何とかならないものかと思う。
最新号の『社会学研究』に拙著「新潟県中越地震におけるパーソナル・ネットワークと一般的信頼の変化:震災前後のパネル調査を用いて」が掲載されました.

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(そこに現れる単語2つを半角でタイプしてください.単語と単語の間は半角スペースを入れてください)

  • 針原素子・辻 竜平,2005,「ネットワークにおける情報伝播と自己卑下的自己呈示」 佐藤嘉倫・平松闊編『ネットワーク・ダイナミクス:社会ネットワークと合理的選択』 勁草書房,27-51.

  • 辻 竜平,2005,「社会関係と信頼:社会関係の拡張における非推移性の意味と役割」 三隅一人・高坂健次編『シンボリック・デバイス:意味世界へのフォーマル・アプローチ』 勁草書房,41-57.

  • 辻 竜平,2004,「ゲマインシャフトとゲゼルシャフトの構造:テンニースの2概念をつなぐネットワーク・モデル」 三隅一人編『社会学の古典理論:数理で蘇る巨匠たち』 勁草書房,39-63.
  • 社会心理学会,2009,『社会心理学事典』,丸善.
    担当項目(「行動計量の理論と数理的アプローチ」)

  • Lewis-Beck, M., Bryman, A., and Liao, T. F. (eds), 2003, The SAGE Encyclopedia of Social Science Research Methods, Sage Publications.
    担当項目("Permutation Test": 813-815)

  • 古畑和孝・岡隆(編),2002, 『社会心理学小辞典』増補版,有斐閣.
    担当項目(「スノーボールテクニック」・「フォーカス・グループ・インタビュー」・「ネットワーク」・「ネットワーク分析」・「パネル研究」・「標準社会科学モデル」)
  • 山田一成・北村英哉・結城雅樹(編著),2007,『よくわかる社会心理学』 ミネルヴァ書房.
    担当項目(「組織のネットワーク構造と地位・役割の分化」・「3者閉包と構造的バランス」)

  • 土場学・小林盾・佐藤嘉倫・数土直紀・三隅一人・渡辺勉(編),2004,『社会を<モデル>でとく!:数理社会学への招待』 勁草書房 .
    担当項目(「ほんとうに世間は狭いのか」)
  • 辻 竜平(明治学院大学)・針原素子(日本学術振興会),2008,「ネットワーク理論から見た野沢温泉の活性化:観光関係者へのイ ンタビューをふまえて」,籠谷和弘(編),『市民活動の活性化支援の調査研究:秩序問題的アプローチ』,科学研究費補助金基盤研究(B),課題番 号:17330122:141-150.

  • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University), 2007, "The 'Zero Problem' in Estimating Acquaintanceship Volume and Its Solution," 『明治学院大学心理学紀要』 17: 1-8.

  • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University), 2006, "Psychological Biases in Estimating Acquaintanceship Volume," 『明治学院大学心理学部付属研究所紀要』 4:51-56.

  • 辻 竜平(明治学院大学),2005,「社会的アイデンティティ理論再考:社会ネットワーク分析の観点から」,『明治学院大学心理学紀要』,15:55-61.

  • 辻 竜平(明治学院大学),2005,「Wattsの『スモールワールド・ネットワーク』に見る3つの問題」,三隅一人(編),『フォーマライゼーションによる社会学的伝統の展開と現代社会の解明』,科学研究費補助金基盤研究(B),課題番号:14310095:71-79.

  • 辻 竜平(明治学院大学),2005,「沈黙の螺旋としての「冬ソナ」・「韓流」ブーム:誰が語り誰が乗ったか」,『明治学院大学心理学部付属研究所紀要』 3:3-14.

  • 辻 竜平(明治学院大学),2005,「沈黙の螺旋としての「冬ソナ」・「韓流」ブーム:モデリングへ向けての実証研究」,三隅一人 (編),『フォーマライゼーションによる社会学的伝統の展開と現代社会の解明』,科学研究費補助金基盤研究(B),課題番 号:14310084:57-70.

  • 針原素子(東京大学)・辻 竜平(明治学院大学),2005,「社会的ジレンマ実験における『移動型トリガー戦略』:心理的個人特性,行動意図からの検討」,『秩序問題への進化ゲーム理論的アプローチ』,科学研究費補助金基盤研究(B),課題番号:14310095:192-209.

  • 辻 竜平(東京大学),2002,「ゲマインシャフトとゲゼルシャフトを分けるもの─Duncan Wattsの『小さな世界』シミュレーションを応用して─」 三隅一百(編),『フォーマライゼーションによる社会学的伝統の継承と刷新』,科学研究費補 助金基盤研究(B)(1),課題番号:11410047:47-65.
    中国語版もあります( 晓娴さんの訳による).

  • 高坂健次(関西学院大学)・辻 竜平(関西学院大学),1993,「アクセルロッド理論再考:インブリーディング・バイアスが集団安 定性条件に及ぼす影響について」 海野道郎(編),『社会的ジレンマに関する数理社会学的研究』,科学研究費補助金(総合研究A),課題番 号:03301014:108-125.
  • 村山研一,中嶋聞多,辻竜平,祐成保志,2009,『自立とひとづくりの村:長野県小県郡青木村調査報告書』,信州大学人文学部 社会・情報学講座.
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  • Freeman, Linton C., 2004, The Development of Social Network Analysis: A Study in the Sociology of Science, Vancouver, BC, Canada: Empirical Press, 辻 竜平(訳),2007,『社会ネットワーク分析の発展』,NTT出版.(この翻訳に関する情報errataを含む))
     
     
  • Watts, Duncan, 2003, Six Degrees: The Science of a Connected Age, New York: W.W.Norton & Company, 辻 竜平・友知政樹(訳),2004,『スモールワールド・ネットワーク:世界を知るための新科学的思考法』,阪急コミュニケーションズ.
     
    • Tsuji, Ryuhei (The University of Tokyo), "Social Order in Large Networks: An Application of Watts' Small World Simulation," Hilton Chicago, Hilton Palmer House, IL, USA, Mathematical Sociology Regular Session: 97th American Sociological Association Annual Meeting, August 16-19, 2002.

    • Tsuji, Ryuhei (The University of Tokyo), "A Model of Group Polarization and Effects of Social Networks," Anaheim Hilton & Towers and Anaheim Marriott, CA, USA, Mathematical Sociology Regular Session: 96th American Sociological Association Annual Meeting, Aug. 19, 2001.
    • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University), "Social Network Structure and Solidarity of the Society," Beckman Center, CA, USA, Social Networks Symposium: 7th Japan-America Frontier of Science Symposium (JAFoS), Dec. 10-12, 2004.
    • 辻 竜平(明治学院大学),パネルディスカッション「スモールワールド実験の再考」,パネラー,中央大学, 情報処理学会ネットワーク生態学研究会第3回シンポジウム,2007年3月15日.

    • 辻 竜平(明治学院大学),シンポジウム「スモールワールド研究の社会学的再検討」,企画者兼報告者,報告:「ネットワークにおける形式と意味の狭間で」,九州大学,数理社会学会第43回大会,2007年3月3日.

    • 辻 竜平 (明治学院大学),ラウンドテーブル「合理的選択理論の実証はいかにして可能か」 ,討論者,東京大学,数理社会学会第41回大会,2006年3月4日.

    • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University), "Personal Networks in Japan and US," Hokkaido University Conference Hall, International Symposium on Topological Aspects of Critical Systems and Networks, Feb 13-14, 2006.
    • 辻 竜平(信州大学),「直接的・間接的にアクセス可能な他者と地位達成:ポジション・ジェネレータを用いて」 東北大学,日本社会学会第81回大会,2008年11月23日.

    • 辻 竜平(明治学院大学),「震災前後の一般的信頼の変化:中越地震被災地におけるパネル調査から」,東北福祉大学,東北社会学会第54回大会,2007年7月22日.

    • 辻 竜平(明治学院大学),「社会ネットワークの視点と技法」,自主企画ワークショップ「社会心理学における社会ネットワーク的視点の意義:理論的背景と実証における有用性」 北星学園大学,日本社会心理学会第45回大会,2004年7月19日.

    • 辻 竜平(明治学院大学),「知人数にかかわるネットワークの諸特性:インターネット調査より」 北星学園大学,日本社会心理学会第45回大会,2004年7月18日.

    • 辻 竜平(明治学院大学),「社会ネットワークの視点と日本人の社会ネットワークの特徴」 中央大学,日本選挙学会2004年度総会・研究会,2004年5月16日.

    • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University) "How Many People Are You Acquainted with?" Shonan Kokusai Mura, 6th Japan-America Frontier of Science Symposium (JAFoS),Dec 8-10, 2003.

    • 辻 竜平(明治学院大学),「個別的信頼の非推移性による関係拡張と一般的信頼の形成:知人数を媒介として」慶應義塾大学,数理社会学会第36回大会,2003年9月19日.

    • 辻 竜平(東京大学),「ゲマインシャフトとゲゼルシャフトを分けるもの:『小さな世界』における信頼関係」 大阪大学,日本社会学会第75回大会,2002年11月16日.

    • Tsuji, Ryuhei (The University of Tokyo), "Estimating Acquaintanceship Volume in Japan and US," The Coast Plaza Suites Hotel, Vancouver, BC, Canada, Mathematical Sociology in Japan and in America: 2nd Joint Conference (JAMS and ASA Mathematical Sociology Section), May 31 to June 2, 2002.

    • 辻 竜平(東京大学),「ネットワーク上の3者間囚人のジレンマにおける信頼のインフレーションとその要因」 愛知学院大学,日本社会心理学会第42回大会,2001年10月13日.

    • 辻 竜平(東京大学),「説得による集団分極化とネットワークの効果」 光華女子大学,数理社会学会第31回大会,2001年3月13日.

    • Tsuji, Ryuhei (The University of Tokyo), "A Dynamic Model of Attitude Change in Group," The Pagoda Hotel, Honolulu, Hawaii, Mathematical Sociology in Japan and in America: 1st Joint Conference (JAMS and ASA Mathematical Sociology Section), June 23, 2000.

    • 辻 竜平,「集団における態度変容の動的モデル」 法政大学,数理社会学会第29回大会,2000年3月16日.

    • 辻 竜平(カリフォルニア大学アーバイン校),「集団秩序の維持と社会的ネットワークの役割」 上智大学,日本社会学会第72回大会,1999年10月11日.

    • 辻 竜平 (University of California, Irvine),「集団意思決定における信頼の対称性と推移性の影響」 関西大学,関西社会学会第50回大会,1999年6月6日.

    • Tsuji, Ryuhei (University of California, Irvine), "Accuracy of Prediction in PD Games and Trust in Group" Charleston Suites at Market, Charleston, SC, USA, Sunbelt 19th: International Sunbelt Social Network Conference, Feb 20, 1999.

    • 辻 竜平(University of California, Irvine,北海道大学),「信頼と信頼性の見極めに関するネットワーク分析」 関西学院大学,数理社会学会第25回大会,1998年3月14日.

    • Tsuji, Ryuhei (University of California, Irvine), "Permutation Tests for Symmetry and Transitivity in Real-Valued Data" 流通経済大学,数理社会学会第24回大会,1997年11月10日.

    • 辻 竜平 (University of California, Irvine),「信頼の構成要因に関する実証研究」 琉球大学,日本社会学会第69回大会,1996年11月23日.
    • 辻 竜平(明治学院大学心理学部)・針原素子(日本学術振興会)・添川朝香(明治学院大学文学部心理学科学生),2005,「震災か らの復旧・復興における行政ネットワークと住民ネットワークの利用:新潟県X市でのインタビュー調査からの考察」,日本ソフトウェア科学会ネットワークが 創発する知能研究会第1回国内ワークショップ,2005年10月3日.(ISSN:1341-870X No.37)

    • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University) and Harihara, Motoko (The University of Tokyo), "A Model of Japanese Self-Effacement: Information Flow and Self-Effacing Presentation," Hilton San Francisco & Renaissance Parc 55 Hotel, CA, USA, Section on Social Psychology, Social Psychology Roundtables: 99th American Sociological Association Annual Meeting, August 14-17, 2004.
    • Tsuji, Ryuhei (Shinshu University) and Hasegawa, Koji (Shinshu University), "Social Capital of Volunteers of A Classical Music Festival: How Is It Related with Participation in Other Events and Activities?," Riva del Garda Fiere Congressi, Riva del Garda, Italy, Sunbelt 30th, July 3, 2010.

    • 高木大資(東京大学)・辻 竜平(信州大学),「ソーシャル・キャピタルと犯罪抑制:割れ窓理論の観点から」,かごしま県民交流センター,日本社会心理学会第49回大会,2008年11月3日.

    • 辻 竜平(信州大学)・小舩達己((株)レヴェル),「直接的・間接的にアクセス可能なネットワークが一般的信頼と寛容性に及ぼす影響:ポジション・ジェネレータを用いて」,かごしま県民交流センター,日本社会心理学会第49回大会,2008年11月3日.

    • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University*) and Isobe, Azusa (Meiji Gakuin University*), "Closeness and Trust of Japanese Junior High School Students," Crowne Plaza Hotel Redondo Beach and Marina, Redondo Beach, CA, USA, 4th Joint Japan-North America Mathematical Sociology Conference (JAMS and ASA Mathematical Sociology Section), May 29 to June 1, 2008. (*: Affiliation is based on submission deadline 1/15/08)

    • 辻 竜平(明治学院大学)・磯部 梓(明治学院大学),「友人関係の推移性と一般的信頼:トライアド法を用いた中学生データの分析」,成蹊大学,数理社会学会第45回大会,2008年3月16日.

    • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University) and Harihara, Motoko (Japan Society for the Promotion of Science),"Effects of an Earthquake on Personal Networks: An Empirical Study of Niigata Chuetsu Earthquake," 関東学院大学,日本社会学会第80回大会,2007年11月18日.

    • 磯部 梓(明治学院大学)・辻 竜平(明治学院大学),「対人関係を表す語彙の認知構造と身近さの関連:トライアド法を用いた検討」,早稲田大学,日本社会心理学会第48回大会,2007年9月23日.

    • 小舩達己(明治学院大学)・辻 竜平(明治学院大学),「社会的機会の拡大において寛容性の果たす役割」,早稲田大学,日本社会心理学会第48回大会,2007年9月23日.

    • 稲垣佑典(東北大学)・辻 竜平(明治学院大学),「都市部と村落部における信頼生成プロセスの検討」,早稲田大学,日本社会心理学会第48回大会,2007年9月23日 .

    • 辻 竜平(明治学院大学)・針原素子(日本学術振興会),「震災にともなう一般的信頼とネットワークの変化:新潟県中越地震におけるパネル調査より」,早稲田大学,日本社会心理学会第48回大会,2007年9月23日 .

    • 金井雅之(山形大学)・籠谷和弘(関東学院大学)・小林 盾(成蹊大学)・武藤正義(東京工業大学)・針原素子(日本学術振興会)・渡邊 勉(信州大学)・秋吉美都(専修大学)・辻 竜平(明治学院大学)・高久聡司(東京工業大学)・三隅一人(九州大学),「宿泊施設の経営環境と業績との関係についての統計的分析:温泉地域の現状と取り組みについての学術調査(1)」,山形市蔵王体育館,日本温泉地域学会第9回大会,2007年7月3日.

    • 針原素子(日本学術振興会)・辻 竜平(明治学院大学),「地位役割に関する自己卑下的自己呈示の動機について:村落の住民代表調査より」,東北大学,日本社会心理学会第47回大会,2006年9月18日.

    • 小舩達己(明治学院大学)・辻 竜平(明治学院大学),「寛容性における構成要素の検討」,東北大学,日本社会心理学会第47回大会,2006年9月18日.

    • 稲垣佑典(明治学院大学)・辻 竜平(明治学院大学),「都市と村落における信頼の構成とその形成の違いの検討」,東北大学,日本社会心理学会第47回大会,2006年9月18日.

    • 磯部 梓(明治学院大学)・辻 竜平(明治学院大学),「攻撃行動における認知的ギャップと思いやり尺度の関連」,東北大学,日本社会心理学会第47回大会,2006年9月17日.

    • 高木大資(明治学院大学)・辻 竜平(明治学院大学),「社会的影響による目撃証言の変容:誤導情報と保持期間が記憶の再認に及ぼす影響」,東北大学,日本社会心理学会第47回大会,2006年9月17日.

    • 辻 竜平(明治学院大学)・針原素子(日本学術振興会)・添川朝香(明治学院大学)「震災からの復旧・復興における社会ネットワークの活用」,東北大学,日本社会心理学会第47回大会,2006年9月17日.

    • Harihara, Motoko (Japan Society for the Promotion of Science) and Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University), "The Effect of Social Networks on Modest Self-Presentation among Japanese: Comparison of Rural and Urban Area," XVIII International Congress of IACCP, Isle of Spetses, Greece, July 14, 2006.

    • Tsuji, Ryuhei (Meiji Gakuin University) and Harihara, Motoko (Japan Society for the Promotion of Science), "Comparison of the Acquaintanceship Volumes in Japan and The United States," XVIII International Congress of IACCP, Isle of Spetses, Greece, July 14, 2006.

    • 辻 竜平(明治学院大学)・針原素子(日本学術振興会・東北大学)「知人数の推定と補正」,東京大学,数理社会学会第41回大会,2006年3月4日.

    • 稲垣佑典(明治学院大学)・辻 竜平(明治学院大学)「報酬分配の公正性判断に勢力が及ぼす影響」,関西学院大学,日本社会心理学会第46回大会,2005年9月24日・25日.

    • 辻 竜平(明治学院大学)・針原素子(東京大学)「日本人の人間関係と知人数の規定因:「小さな世界」モデルの検証」東洋大学,日本社会心理学会第44回大会,2003年9月16日.

    • 針原素子(東京大学)・辻 竜平(東京大学)「ネットワーク構造が自己呈示方略に及ぼす影響について」キャンパスプラザ京都,日本グループ・ダイナミックス学会第50回大会,2003年3月22日.

    • 針原素子(東京大学)・辻 竜平(東京大学)「所属集団の変更可能なSDゲームにおける協力行動の規定因―規制の小さい状況でも発動する他者からの疎外回避動機―」大分大学,数理社会学会第35回大会,2003年3月15日.

    • 大浦宏邦(帝京大学),石原秀樹(早稲田大学),小林 盾(シカゴ大学),針原素子(東京大学),辻 竜平(東京大学),小山友介(東京工業大学)「所属集団を変更できる社会的ジレンマ実験」学術総合センター,計測自動制御学会第28回システム工学部会研究会,2003年3月7日.

    • 針原素子(東京大学)・辻 竜平(東京大学)「日本人における自己卑下の規定因を探る ―都市と村落のネットワーク比較から―」一橋大学,日本社会心理学会第43回大会,2002年11月10日
    • 辻 竜平(東京大学)・針原素子(東京大学)「都市と村落の社会的ネットワークと一般的信頼」一橋大学,日本社会心理学会第43回大会,2002年11月9日.

    • 辻 竜平(東京大学)・針原素子(東京大学)「一般的信頼尺度の再検討 ―都市と村落のデータの比較をとおして―」岩手県立大学,数理社会学会第34回大会,2002年9月15日.

    • 針原素子(東京大学)・辻 竜平(東京大学)「都市と村落における自己呈示モデルの検証―ネットワークの違いが自己卑下に及ぼす影響―」岩手県立大学,数理社会学会第34回大会,2002年9月15日.

    • Harihara, Motoko (The University of Tokyo) and Tsuji, Ryuhei (The University of Tokyo), "Which is adaptive, self-enhancement or self-effacement? : A mathematical model of self-presentation," The Coast Plaza Suites Hotel, Vancouver, BC, Canada, Mathematical Sociology in Japan and in America: 2nd Joint Conference (JAMS and ASA Mathematical Sociology Section), May 31 to June 2, 2002.

    • 辻 竜平(東京大学)・松山久美(東京大学)・針原素子(東京大学)「日本における知人・友人数の推定」東京工業大学,数理社会学会第33回大会,2002年3月16日. レジュメ訂正あり

    • 針原素子(東京大学)・辻 竜平(東京大学)「自己高揚が適応的なとき・自己卑下が適応的なとき ―自己呈示モデルの検討―」群馬大学,数理社会学会第32回大会,2001年9月22日.

    • 辻 竜平(東京大学)・針原素子(東京大学)「既知の他者に対する自己卑下と一般的他者に対する自己卑下──自己卑下に関する公理論的アプローチ──」滋賀大学,数理社会学会第30回大会,2000年10月1日.

    • 菊地雅子(北海道大学文学研究科)・木谷奈織美(日本移動通信株式会社)・辻 竜平(カリフォルニア大学アーバイン校)・大沼 進(北海道大学文学部)・平石 希(CRC総合研究所)「対人推定と社会的交換における他者の行動予測の正確さ」 慶応大学,日本社会心理学会第40回大会,1999年10月30日.

    • 小河尚子(北海道大学文学部)・辻 竜平(カリフォルニア大学アーバイン校)・小杉素子(電力中央研究所)・菊地雅子(北海道大学文学研究科)・山岸俊男(北海道大学文学部)「人間性の検知と関係性の検知-実験研究-」 名古屋大学,日本グループ・ダイナミックス学会第46回大会,1998年9月26日.
    • 辻 竜平,2009,「中野俣から世界へ」,中野俣集落誌編集委員会編,『中越大震災復興記念 中野俣集落誌:災害を越えて伝えるふるさと』(非売品):10-17.
    • 辻 竜平,2005,「社会ネットワーク分析とソフトウェア」『心理学ワールド』31,28-29.
    • 辻 竜平,2005,「スモールワールド~現実のネットワークをひもとく鍵:複雑ネットワークとは何か」『C Magazine』2005年9月号(17(9)):76-85.

    現在進行中の科研費プロジェクト

    • 日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)

    「地域間格差と個人間格差の調査研究:ソーシャルキャピタル論的アプローチ」(2010~2012年度,22330149) 研究代表者:辻 竜平 信州大学人文学部准教授 の研究代表者

    過去に参加した科研費プロジェクト

    • 文部科学省科学研究費補助金萌芽研究

    「中越地震前後のパネル調査による災害時対人サポートネットワークの検討」(2005~2007年度,17653049) 研究代表者:辻 竜平 明治学院大学心理学部専任講師 の研究代表者

    • 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B)

    「市民活動の活性化支援の調査研究:秩序問題的アプローチ」(2005~2007年度,17330122) 研究代表者:籠谷和弘 関東学院大学法学部助教授 の研究協力者

    • 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B)

    「秩序問題への進化ゲーム理論的アプローチ」(2002~2004年度,14310095)研究代表者:大浦宏邦 帝京大学経済学部講師 の研究分担者

    • 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B)

    「フォーマライゼーションによる社会学的伝統の展開と現代社会の解明」(2002~2004年度,14310084)研究代表者:三隅一百 九州大学大学院比較社会文化研究院助教授 の研究協力者

    • 文部科学省科学研究費補助金奨励研究(A)(2002年度より若手研究(B)に移行)

    「社会的位置と自己呈示」(2001~2002年度, 13710102) 研究代表者:辻 竜平 東京大学大学院人文社会系研究科助手 の研究代表者

    • 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B)(1)

    「フォーマライゼーションによる社会学的伝統の継承と刷新」(1999~2001年度,11410047) 研究代表者:三隅一百 九州大学大学院比較社会文化研究院助教授 の研究協力者

    • 文部省科学研究費補助金総合研究(A)

    「社会的ジレンマに関する数理社会学的研究」(1991~1992年度,03301014)研究代表者:海野道郎 東北大学文学部教授 に参加

    • NPO法人横断型基幹科学技術研究団体連合 分野横断型科学技術アカデミック・ロードマップ(社会システムのシミュレーション・モデリング技術分野WG [WG2])委員,2008年
    • 『理論と方法』:数理社会学会
    • 『社会心理学研究』:日本社会心理学会
    • 『実験社会心理学研究』:日本グループ・ダイナミックス学会
    • 『情報処理学会論文誌』:情報処理学会
    • 日本ソフトウェア科学会「ネットワークが創発する知能研究会」
    • 数理社会学会第33回大会,2002年3月17日 第3部会「数理解析」司会
    • 日本社会心理学会第47回大会,2006年9月17日 口頭発表4「社会問題」座長
    • 日本社会心理学会第49回大会,2008年11月3日 口頭発表10「社会的交換」座長

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